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【識者談話】行政発信として不適切 浦添市長ショート動画問題 モバイルプリンスさん (スマートフォンアドバイザー) 


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

今回問題になったのは、いわゆる「ショート動画」というジャンルの動画だ。「ショート動画」は、最初の2秒でどれだけ人をひきつけられるかが問われるため、あおり気味になったり、インパクトのある入り方をしたりしているものが多い。
それが、2秒で注目を集めないといけない動画の際どさと、発信者が行政という組み合わせの悪さが際立った。
TikTokには、過剰な表現が多くあり、それらの動画を見ていると「あれくらい大丈夫だろう」と思うかもしれない。しかし、行政として感覚をまひさせてはいけない。
2021年1月には、中城村公認のVTuberが『#私の容姿が性癖に刺さる人に届いてほしい』などと投稿し批判が集まり、村が謝罪した。ネットユーザーに受ける言葉を選んだ結果、行政の発信として不適切な形となった。今回も似た原因の事例だろう。他の自治体や公人も振り返るべきだ。