那覇大綱挽 10月8日、4年ぶり通常開催 全長200メートル、世界一の綱お披露目 


那覇大綱挽 10月8日、4年ぶり通常開催 全長200メートル、世界一の綱お披露目  2018年の那覇大綱挽の様子
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 那覇市は27日の定例記者会見で、10月7~9日の日程で第53回那覇大綱挽まつりを開催すると発表した。まつりのメインイベントで、世界一の大綱を引き合う那覇大綱挽は8日午後2時半から国道58号久茂地交差点で実施する。大綱挽の前には国際通りで旗頭行列(うふんなーすねーい)も行われる。新型コロナウイルスの影響で昨年は人数を制限したが、今年は4年ぶりの通常開催となる。

4年ぶりの通常開催となる那覇大綱挽への来場を呼び掛ける知念覚市長(中央)=27日、那覇市役所


 那覇大綱挽保存会は大綱挽の来場者数について27~30万人を見込んでいるとした。大綱挽式典では、旗頭文化の継承発展や青少年の健全育成などを目的に「旗頭のまち」宣言も行う。会見で知念覚市長は「全長200㍍の大綱を、世代や地域、国を超えて集まった大勢の人々が東西に分かれ、渾身(こんしん)の力を込めて引き合う光景はまさに圧巻だ」と述べ、那覇大綱挽への来場を呼び掛けた。


 まつり期間中、昨年は中止となったRBC市民フェスティバルを奥武山総合運動公園で開催する。市民演芸・民俗伝統芸能パレードは実施しない。

(吉田健一)