「事故に強く責任ある」ツアー会社が遺族に謝罪コメント 与那国島の洞窟1人死亡


「事故に強く責任ある」ツアー会社が遺族に謝罪コメント 与那国島の洞窟1人死亡 現場の洞窟から約30メートル離れたやぶの入口=11日、与那国町
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 与那国島で洞窟探検ツアーの参加者1人の死亡が確認されたことを受け、企画運営したツアー会社「アクトプロ」(東京)は11日、同社サイトで遺族らに対して謝罪のコメントを発表した。同社の企画運営ツアーで起きた事故として「弊社に強く責任があると考えている」とした。

アクトプロのHPに掲載されたコメント


 サイトでは「亡くなった参加者の冥福をお祈りするとともに、遺族の方々に深くおわび申し上げる」と社長名のコメントを掲載。遺族らに対して「誠心誠意を尽くして対応させていただく」とした。事故原因の究明は警察や消防と協力して進めており、事故の経緯や時系列の動きなど詳細については、正確な事実確認ができてから改めて報告するとしている。
 同社は昨年、与那国島でコールセンターを開設し、11月からは島内の洞窟を探検する「ケイビング」など観光事業を展開していた。同社の洞窟探検ツアーのパンフレットによると、2種類のコースを提供し、認定ガイドが対応。今回の事故が起きたコースは難易度の高い「ケイビング経験者のみ対象」と紹介されている。