焼け跡から1人の遺体、住民の60代男性か　中城村伊舎堂の民家火災

　20日午前8時55分ごろ、中城村伊舎堂の鉄筋コンクリート造2階建ての民家で「火災が発生し、屋内に一人取り残されている」と消防を介して110番通報があった。宜野湾署や中城北中城消防署によると、通報から約3時間後に鎮火した。全焼した民家の1階で性別不明の遺体が発見された。

　宜野湾署によると、民家にはアルバイトの男性（33）と60代の親族男性が住んでいて、親族男性と連絡が取れていないという。30代の男性は擦過傷等を負い、本島中部の病院に緊急搬送された。命に別条はない。署は遺体の身元の特定を急ぐとともに、消防と連携し火災原因などを詳しく調べている。

　数百メートル離れた国道331号付近から火災を目撃した人は「黒い煙が上がっているのを見て家に近づくと、激しく火が上がっていてボンッ、ボンッと物が破裂する音が聞こえた」と話した。