首里城復興への機運を高めるとともに沖縄の歴史文化を伝える首里城復興祭(首里城祭実行委員会主催)が11月3~5日、那覇市の首里城や国際通りを主会場に開催される。4年ぶりに実施される琉球王朝絵巻行列をはじめ、古式行列や琉球芸能公演など多彩な催しを通し、復興への思いを多くの人々に伝える。
3日は首里城公園周辺での古式行列を軸に、下之御庭で琉球芸能公演などが催される。4日は4年ぶりに選出された新国王・王妃による出御が奉神門前で行われる。5日は国際通りを舞台に琉球王朝絵巻行列が開催される。期間中、首里城公園で正殿ぬりえ・ペーパークラフト作り体験もある。
10月30日に琉球新報社を訪れた首里城公園管理センターの福治広規さんと白仁理恵子さんは「コロナ禍も明け、首里城火災以前の祭りの規模に近づけた内容となっている。復興に向けた機運を盛り上げたい」と述べ、来場を呼びかけた。3日は山川交差点から鳥堀交差点まで、5日は国際通りで交通規制がある。期間中は首里城公園駐車場が利用できないため無料シャトルバスも運行する。
詳細・問い合わせは同実行委員会、電話098(886)2020、首里城ホームページで。
首里城再建へ ―焼失から4年 希望の象徴へ―
沖縄のシンボルである首里城が2019年10月31日に焼失してから今年で4年が経ちました。昨年11月3日には正殿の起工式が行われ、再建に向けて歩み始めています。 …