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浦添TikTok動画、きょう松本市長が市議会調査特別委に出席 最後の投稿、委員から追及の声も


浦添TikTok動画、きょう松本市長が市議会調査特別委に出席 最後の投稿、委員から追及の声も TikTok投稿動画内で、アカウント終了を報告する松本哲治浦添市長
この記事を書いた人 Avatar photo 藤村 謙吾

 浦添市議会は6日、第3回市政運営に関する調査特別委員会(又吉正信委員長)を開き、女性蔑視に当たるなどと批判を浴びた松本哲治市長のTikTok動画に関して調査した。市は10月31日投稿の最後の動画について、松本市長が休日の課長級職員に依頼し、投稿に至ったと説明した。委員からは「行政手続き上、いいのか」と追及の声が上がった。7日の同委員会には市長が出席し、この最後の動画の調査に応じることが決まった。

 市は最後の動画について、市長が投稿日の10月31日朝、前観光振興課長の国際交流課長に電話し、直接投稿を依頼したと説明。同課長は本来の担当部署の観光振興課を案内したが、観光振興課の配信担当が休みや不在だったため、再度市長から依頼を受けて配信に応じた。国際交流課長も31日は休みだった。

 6日の委員会には、市からTikTok動画に関わる部署の局長、部長、課長ら6人が参加した。当初、2022年10月から23年6月までに投稿された動画25本の調査を予定していたが、10月31日に最後となる26本目の動画が投稿されたため、その調査を優先した。最後の動画で松本市長は今後このアカウントに投稿しないと発表した。

 又吉委員長は「9月定例会の緊急質問で(松本市長は)投稿に反省の弁を述べていたのに、なぜまた投稿をしたのか。議会のやり取りを経て、調査特別委員会が発足し準備を進めていたのに、何の連絡もなく新たな投稿をしたのは『議会軽視』と言われても仕方がない」と述べた。

(藤村謙吾)