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北谷町、213万円支払い判決に不服 最高裁に上告 米軍返還地の宅地から廃棄物


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北谷町、213万円支払い判決に不服 最高裁に上告 米軍返還地の宅地から廃棄物
この記事を書いた人 Avatar photo 石井 恵理菜

 北谷町上勢頭の米軍返還地の地中から廃棄物が見つかり、土地を町から購入して家を建てた男性が損害賠償を求めた訴訟で、町は14日、福岡高裁那覇支部が町に約213万円の損害賠償を支払うよう命じた控訴審判決を不服として、最高裁に上告受理を申し立てた。

 町は13日の町議会臨時会でその方針を提案し、町議会は全会一致で可決した。町は廃棄物が米軍基地由来であることから、最終的な負担は国が行うべきと主張していた。
 判決などによると、土地はかつて嘉手納基地の一部だったが、1996年に返還され、男性は町から2006年に購入した。自宅を建てた後、廃棄物が埋まっていたことが発覚した。那覇地裁沖縄支部の一審判決では、廃棄物が宅地利用に与える影響は軽微とし、男性の請求を棄却した。10月31日の控訴審判決で、一審那覇地裁沖縄支部判決が変更され土地の瑕疵(かし)が認められた。


 渡久地政志町長は「判決が確定した場合、今後の不動産市場への影響も大きなものになると考える。米軍の廃棄物に係るものであるため、町としての今後の対応や、国に対して最終的な負担を求めていくためにも、司法の最終判断を仰ぎたい」とコメントした。 

(石井恵理菜)