保護者「負担が大きすぎる」 毎日の出費「通学費」の悩み <比べる!備える!家計から出る教育費>6プロローグ


保護者「負担が大きすぎる」 毎日の出費「通学費」の悩み <比べる!備える!家計から出る教育費>6プロローグ バスを待つ高校生ら=11月20日、那覇市内
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 家計で負担する教育費について取り上げるシリーズの第6回。今回は「通学費」について考える。

 高校3年生と2年生、中学3年生の3人の子を持つ沖縄本島中部に住む40代の女性。上の2人は別の高校に通っており、毎朝2人を学校まで送ると自身の仕事に間に合わないため、高3の長男はバイクで通学、高2の長女を車で送り届けている。

 当初は長女のバス通学も検討したが、片道480円かかるバス代に二の足を踏んだという。女性は「毎日バスで往復したら、毎月バス代約2万円かかる。節約のために車で送っている」と説明する。

 女性は毎日、家と学校、職場を行き来しており、さらに子どもの塾がある日の送迎を含めると、1日でおよそ平均60キロ以上を移動していることになる。「子どもの送迎に時間がとられて家のことは後回しになり、夕飯を作る時間もない」という。

 来年高校生になる次女も、長女と同じ高校を目指している。「2人とも通学させると1日で2000円近くかかることになり、負担が大きすぎる。車で送らざるを得ない」とため息をつく。

 沖縄では通学に路線バスを利用する高校生が多く、毎日の出費となると見過ごせない問題だ。交通機関が不足しているため保護者が自家用車で送迎するケースもある。「通学費」の家計への負担はどれほどなのか?保護者のリアルな声や、県の支援事業をまとめた。