野球部のボールが女性に直撃、肋軟骨折る 賠償額案は42万円、和解へ議案提出 沖縄県議会


野球部のボールが女性に直撃、肋軟骨折る 賠償額案は42万円、和解へ議案提出 沖縄県議会 イメージ
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 沖縄県内の県立高校で2月17日午後5時50分ごろ、部活動で野球部生徒が打った硬式球が、運動場に隣接する市道を歩いていた20代女性に当たり、肋軟骨(ろくなんこつ)を折る事故があった。28日開会の県議会11月定例会で、双方が和解し損害賠償額を定めるための議案が提出される。

 高校などによると、生徒は2人1組で行うトス打撃をしていた。打撃練習者の正面に置く高さ約2・3メートルの平面ネットと、運動場と道路との間に張る高さ約10メートルの防球ネットを越えて、約30メートル離れた市道を歩いていた女性に直撃。女性は全治1カ月のけがを負った。

 同校の野球部は事故発生後に施設賠償責任保険に加入した。現在、防球ネットに向かっての打撃練習は取りやめている。損害賠償額は治療費など42万7082円。県議会に議案提出後、文教厚生委員会で審査される見通し。