体育館の壁やスクリーンに海の生き物や植物などを映し、映像と音楽で楽しむ企画「ゆめ水族園」が13日、那覇市古波蔵の県立那覇みらい支援学校であった。子どもたちは動物に合わせて動いたり、魚の群れが写る天井を見上げたりして、幻想的な空間を思い思いに楽しんだ。
小学部6年の児童(12)は「(壁に映る)ペンギンとテクテク歩いた」とにっこり。沖縄美ら海水族館で撮影された映像を見た別の児童(12)は「ジンベイザメが大きかった」と楽しんでいた。小学部から高等部の約260人に加え、地元の中学生らも訪れた。
企画は精密機器メーカーのセイコーエプソンが取り組む社会貢献事業。特別支援学校に通う児童・生徒や外出機会が限られる入院中の子どもを対象に全国各地で開催している。同校ではバスケットコート三つ分(約1300平方メートル)の体育館にプロジェクター15台で投影した。
(高橋夏帆)