トラック タイヤ外れ衝突 浦添 4台事故、けが人なし


トラック タイヤ外れ衝突 浦添 4台事故、けが人なし 走行中に後輪のタイヤが外れたトラックの周辺で作業する作業員や警察官ら=23日午前9時前、浦添市
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 23日午前6時ごろ、沖縄県浦添市伊祖の国道330号の宜野湾市向け車線で、大型トラックの左後部のタイヤ1本が走行中に外れ、後続を走行するスクールバスや配送トラックなど合計4台が、タイヤに乗り上げるなどする事故が発生した。

 浦添署によると、けが人は確認されていないが、トラックを含む3台が自走不能となった。浦添署が事故原因を調べている。

 午前6時ごろから約2時間、1車線の交通規制が敷かれたほか、事故処理のために午前10時55分ごろから20分程度周辺が全面通行止めになり、最大で約5キロの渋滞が発生した。

 現場では外れたタイヤと車体をつなぐボルトが根元から折れているのが確認できた。浦添署によると、外れたタイヤの直径は約1メートル。

 那覇市安謝から西原町に向けて運転していたというトラックの運転手=50代=は「バーンと大きな音がして、パンクしたと思ってすぐに車を止めたら外れていた。こんなことは初めてだ。普段から運転しているが特段異常は感じていなかった」と話した。

 運送会社の担当者によると、定期点検などで異常は見つかっていないという。

 生徒を迎えに向かう途中に事故に遭ったスクールバスの男性運転手(49)は「早朝で真っ暗だったので一瞬黒いのが見えたと思ったら、バスが突然浮き上がり、すごい衝撃を受けた。荷棚に載せていた荷物も全部落ちてきた。生徒が乗っていなくて本当に良かった」と身を震わせた。