<訃報>新垣榮用さん死去 壺屋荒焼、現代の名工 94歳


<訃報>新垣榮用さん死去 壺屋荒焼、現代の名工 94歳 新垣榮用さん
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 壺屋焼の伝統を守る荒焼の第一人者で現代の名工の新垣榮用さん(あらかき・えいよう)さんが19日午前6時4分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため那覇市の病院で死去した。94歳。那覇市壺屋出身。告別式は24日午後4時から4時半、西原町内間421、大典寺西原浄苑で。喪主は妻トミさん。

 登り窯にこだわり、那覇市首里石嶺町に窯を構えた後、読谷村座喜味に移した。数多くの受賞歴があり、1996年に大がめ類や手ひねりでのシーサー制作の技術が認められ、現代の名工に選ばれた。99年に黄綬褒章を受章。NHK大河ドラマ「琉球の風」撮影用の作品や那覇空港のシーサーなども手がけた。