沖縄県都市計画・モノレール課は12日、てだこ浦西駅パークアンドライド駐車場を指定管理する沖縄ダイケンの従業員が、定期駐車券の代金合計3万9400円を着服していたと発表した。従業員は全額を返金した上で退職したという。利用者には被害は生じていない。
県と沖縄ダイケンによると、2023年6月30日、駐車場の現場責任者が売り上げ記録を確認した際に定期駐車券の契約者数と売上金額が一致しないことが発覚した。監視カメラの録画データを確認すると、窓口業務のパート男性が現金を着服したことが分かった。
過去の記録を点検し、着服が23年3月から6月にかけて10件あったことが判明し、本人も認めた。窓口は基本的に2人体制だが、1人での勤務となる土曜日と日曜日の朝の時間帯に、定期の更新手続きをした際に着服していたという。
同社は再発防止策として、これまで定期利用者には手書き領収書を交付していたがレジシステムに変更し、売り上げ記録の管理を徹底している。また2人以上の勤務体制とし、駐車場の全ての従業員に指定管理者の責任などの教育をしたという。