沖縄の「石川県人会」ふるさとの役に立ちたい 義援金募る 能登半島地震


沖縄の「石川県人会」ふるさとの役に立ちたい 義援金募る 能登半島地震 野里洋さん
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1日に発生した能登半島地震を受け、沖縄在住の石川県出身者からなる沖縄・石川県人会(野里洋会長)は12日までに被災地への義援金を募る活動を始めた。同会は「困っている現地の人々に少しでもお役に立ちたい」と話している。

 沖縄石川県人会は今年、新型コロナウイルス禍をへて3年ぶりに新年会を開く予定だったが、地震を受け催しを中止し、故郷を支援する取り組みに力を注いでいる。会員との話の中で義援金を送る案が上がり、急きょ口座も設けた。寄せられた義援金は、関係者らと協議して地元に有益な公的機関などに送ることにしている。

 野里会長は「2019年の首里城火災では、石川からも多くの復興支援金が寄せられた。その時の感謝を込め義援金を募りたい」と意義を語る。「被害は甚大で住民は生活に困っており、その影響は長期化も予想される」と指摘し、沖縄県民の幅広い協力を求めている。
 振り込みは琉球銀行コザ支店・普通「895998」、名義は「沖縄石川県人会」。 (小波津智也)