Bリーグの「オールスターゲームウィークエンド2024IN沖縄」最終日の14日、ファン投票などで選ばれた「B・BLACK」「B・WHITE」の選手によるメインマッチが沖縄アリーナで開かれた。獅子舞の中から選手が登場したり、花笠姿で現れたり、沖縄らしさ全開のバスケの祭典に7357人の観客が魅了された。
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試合前から会場は熱気に包まれた。バスケ映画「THE FIRST SLAM DUNK」で主題歌を担当した「10-FEET」がサプライズでライブし、ボーカルのTAKUMAさんが「(沖縄アリーナを)伝説にしていこう。聖地にしていこう」などとたきつけた。
試合はキングスの岸本隆一選手がコートの床に描かれたヤシの木から長距離のスリーポイントシュートを放つ「ココナッツスリー」を決めたり、ジャック・クーリー選手が3点弾を決めたりして会場を盛り上げた。
河村勇輝選手や比江島慎選手らスター選手も出場し、終盤は試合を左右する緊迫した場面も目立った。
上田小4年の原寿太朗さん(10)は「なかなか見られない面白い選手の姿が見られた」と興奮気味に語った。家族4人で千葉県から訪れた伊藤祐介さん(40)は「沖縄の応援の盛り上がり方のすごさを肌で感じた」と鳴り響く指笛に驚いた様子。昭和薬科大付属高校1年の宮城航大さん(16)は昨年開かれたワールドカップに触れ「沖縄アリーナのバスケ熱は日本一だと思う」と誇った。
(古川峻)