海保職員、レジャー中に離岸流で戻れず ヘリで2人を救助 石垣航空基地「誠に遺憾」 沖縄


海保職員、レジャー中に離岸流で戻れず ヘリで2人を救助 石垣航空基地「誠に遺憾」 沖縄 離岸流への注意を促す看板が設置されている石垣市川平の吉原海岸=2011年撮影(資料写真)
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 23日午後5時ごろ、石垣島の吉原海岸沖合でウィングサーフィンをしていた海上保安官2人が離岸流などの影響で岸に戻れなくなる事故があった。第11管区海上保安本部石垣航空基地所属のヘリコプターなどにより発見、救助された。けがはなかった。当時、石垣島地方は強風・波浪注意報が発表されていた。現場は離岸流の発生場所としても知られていたという。

離岸流に注意を促す看板

 石垣海上保安部などによると、2人は石垣航空基地所属の40代と20代の男性海上保安官。同僚1人を含む3人で、吉原海岸沖でウエットスーツを着用してウィングサーフィンをしていた。離岸流や強い風の影響で20代男性が陸に戻れず、救助に向かった40代男性も戻れなくなったという。

 石垣航空基地の井上芳宏基地長は「マリンレジャーの事故防止、安全指導を行うべき海上保安官がこのような事故を起こしたことは誠に遺憾だ」などのコメントを出した。