大型連休に突入した27日、中城海上保安部と与那原署はマリンレジャー中の安全意識を高めるため、南城市のあざまサンサンビーチや奥武ビーチ、西原町の西原きらきらビーチなど各地で合同パトロールを実施した=写真。12人の関係者が参加した。
中城海保の安光良博交通次長は「本年のマリンレジャー事故は昨年を上回るペースで発生している。大型連休にあたり、パトロールを通じて事故防止の呼びかけに尽力してほしい」と参加者に求めた。
パトロールでは中城海保職員、与那原署員、民間の海上安全指導員がビーチの管理者や遊泳者に声をかけ、海の危険生物を記したリーフレットを配布したり、体調管理や浮具の着用を徹底するよう指導したりした。
2人の子どもと奥武ビーチを訪れていた女性(40)=南城市=は、岸辺は浅く穏やかでも、少し沖に進むと突然深く流れが速くなるとの指導を受け、「油断せずに必ず浮輪やライフジャケットを持参するようにしたい」と話した。
(西田悠)