【動画あり】生活用水の断水は回避　導水管漏水の修繕完了

　沖縄県の久志浄水場から西原浄水場へ水を送る導水管の途中に穴が空き、漏水していた問題で、県企業局は25日午後、修繕工事が完了したと発表した。16日に見つかった漏水の対応は、工業用水の一時的な断水はあったものの、生活用水の断水は回避した。
　26日以降、導水管が地下を通る県道75号の埋め戻しなどの作業を実施する。
　漏水は16日夕ごろに見つかった。工場などで使う工業用水は17日に一時的に断水したため、食品加工業や製鉄業の工場では製造停止などの影響があった。
　企業局は当初、修理のために送水を一時止めようとしていたため、西原浄水場から給水を受ける9市町で生活用水の断水が生じる可能性があった。だが、制水弁が完全に閉まらず工法の変更を余儀なくされたことで、生活用水の断水は回避された。
（沖田有吾）