糸満市が市内3戸活用し避難者受け入れ 3月末まで 能登半島地震 沖縄


糸満市が市内3戸活用し避難者受け入れ 3月末まで 能登半島地震 沖縄 糸満市役所(資料写真)
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【糸満】糸満市は26日、能登半島地震の被災者支援として、市営住宅1戸と市内の民間アパート2戸の計3戸を活用し一時避難者を受け入れると発表した。期間は同日から3月末までで、状況に応じて更新も検討する。家賃のほか生活費、教育費、避難に要する往復航空券代を市が負担する。
 対象は能登半島地震の罹災・被災証明書を有する世帯(交付前なら申請資料でも可)。市営住宅は1~2人世帯、アパートは3~4人世帯用だ。食費や光熱費などの生活費と教育費は、生活保護の基準に準じた額を市が支給し、家具や家電は市がレンタルする。総予算約230万円で、予備費を充てる。
 一時避難者の受け入れに向けて、市は25日に被災者支援プロジェクトチームを設置した。社会福祉課を中心に7課の担当者が、避難者の状況に応じ対応する。石川県を通じ、26日から被災市町村に周知を依頼した。
 當銘真栄市長は「降雪によって避難所の生活も厳しさを増している。古里に帰れる状況になるまで、暖かい沖縄で少しでも安心してほしい」と話した。詳細は市ホームページ参照。問い合わせは電話098(840)8132(市社会福祉課)。 (岩切美穂)