航空自衛隊那覇基地は30日、所属する音楽隊の後輩2人にセクハラやパワハラをして精神的苦痛を与えたとして、南西航空方面隊直轄の南西航空音楽隊准曹の50代男性自衛官を同日付で停職10日の懲戒処分にしたと発表した。
同基地によると、男性は2022年の5月と10月にそれぞれ男性と女性の後輩に対し、音楽隊の庁舎内で業務に関して指導する際に体型を誹謗(ひぼう)するなどの発言をした。また同年9月から23年2月にかけて2人を無視するなどしていた。
同2月、被害を受けた2人が上司に申し出たことから発覚した。
同基地の鈴木繁直司令は「このような事案を生起させたことは誠に遺憾だ。更なる隊員指導の充実を図り、ハラスメントの絶無に向けて努めていく」とコメントを発表した。