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星雅彦さん死去 92歳 詩人、美術評論家


星雅彦さん死去 92歳 詩人、美術評論家 星雅彦さん
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 琉球紅型などの伝統工芸をはじめ県内の美術を幅広く論じた美術評論家で詩人の星雅彦(ほし・まさひこ)さんが1日午前1時29分、老衰のため浦添市の病院で死去した。92歳。那覇市出身、自宅は浦添市伊祖。告別式は5日午後2時~2時45分、那覇市銘苅3の22、サンレー那覇北紫雲閣で執り行われる。喪主は妻セツ子(せつこ)さん。

 国立劇場おきなわ財団法人理事や県文化協会会長などを歴任。2000年から13年まで浦添市文化協会会長を歴代最長となる7期務めた。文芸誌「うらそえ文芸」を創刊し編集長も担った。「沖縄県史」の編さんで沖縄戦証言の収集に関わった。県平和祈念資料館の開館時に監修委員会「沖縄戦への道・沖縄戦部会」の部会長を務めた。

 「星雅彦詩集」などの著書がある。琉球新報で1994年~2008年に「美術月評」を執筆。1990年代から20年にわたり「りゅうぎん紅型デザインコンテスト」の審査委員を務めた。

(当銘千絵)