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ハラスメント「ある」 南城市の労組アンケートでも訴えの声 2023年7月ごろ実施


ハラスメント「ある」 南城市の労組アンケートでも訴えの声 2023年7月ごろ実施 イメージ写真
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【南城】南城市のハラスメントに関わる問題について、市職員労働組合が昨年7月ごろに実施した「職場要求アンケート」でも、「ハラスメントを受けたことがある」と回答があったことが6日、分かった。市職労は、情報公開の同意を得ていないため件数や内容など「詳細は申し上げられない」としている。

 南城市議7人が実施したアンケートでは、ハラスメントを受けたと回答した人に相談先も尋ねている。相談先を「職員労働組合」とした回答が5件あり、市職労は相談の有無について「本年度は個別相談はない。過去のことかもしれない」と述べた。

 2006年の町村合併後、市職労にハラスメントに関する個別相談は数件あったとし、「デリケートな話なので個別の相談に対して引き継ぎまではしない。対応について把握できていない」と話した。

 市の泉直人総務部長は1月29日、ハラスメントに関する相談について琉球新報の取材に「受けてないので、(ハラスメントは)ないという認識」と述べた。 (上江洲仁美)