古謝景春南城市長のセクハラ疑惑を受け、南城市議会は28日、市役所内のハラスメントの実態を調べる第三者委員会の設置を求める決議を全会一致で可決した。
市議会特別委員会(安谷屋正委員長)が4~5月に実施した職員アンケートでは「古謝市長からセクハラを受けた」という回答が9件あった。安谷屋委員長は要請の中で第三者委員会委員について「市が関与することなく、公平性・公正性・透明性が担保できる機関で人選を」と求めた。
要請を受け、新垣郷太総務部長は「市長や市が関与しない委員の選定方法や設置に向けた進行方法について、来週以降具体的に調整を始める」とした上で、「7月中には委員に依頼できるよう進めていきたい」と述べた。
真相解明が求められる中、第三者委設置への動きが遅いという市民らの声に古謝市長は「特段時間を要したとは考えていない」と秘書を通じてコメントした。 (普天間伊織)