うるま陸自訓練場断念求め市民集会 来月20日 元石川市議ら与野党超え参加


うるま陸自訓練場断念求め市民集会 来月20日 元石川市議ら与野党超え参加 旭区内に掲げられている「住宅街に訓練場NO!」と書かれた横断幕=1月18日、うるま市石川の旭区内
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 防衛省がうるま市石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場新設を計画している件で、地元の旭区自治会評議委員や石川出身議員などでつくる「自衛隊訓練場設置計画の断念を求める会」準備会が21日、市石川の旭区公民館で開かれ、3月20日に市民集会を開くことを決定した。同会は加入団体を募り、3月10日に設立する。2月24日には旧石川市の元議員らが与野党を超え、計画断念を求めてOB会を結成する。「求める会」準備会にも参加予定だ。

 市民集会では防衛大臣宛てに計画断念を求め決議をする予定。準備会として署名を集めていくことや、県議会へ請願を提出することも決めた。署名は市内外を問わず集めていく。「大きな運動体を創造し、反対の取り組みを力強く展開することが求められる」として市内外の18団体へ「求める会」への加入を呼び掛ける。

 2月24日には、旧石川市の元市長である金城秀吉氏や平川崇賢氏、元議員など約20人が計画断念を求めるためにOB会を設立し、準備会へも加わる。元県議の伊波常洋氏が準備会の共同代表も務める。

 準備会共同代表の伊波洋うるま市議は市民集会について「市内外問わず賛同してもらい、大きな集会にしていきたい」と意気込んだ。「求める会」の正式な発足に向けて「共に集会まで盛り上げてもらいたい」と各団体の加入を呼び掛ける。

 (金盛文香)