違約金差し引き3億7800万円 ホテル計画の企業から名護市が土地買い戻し 旧消防庁舎跡地 沖縄


違約金差し引き3億7800万円 ホテル計画の企業から名護市が土地買い戻し 旧消防庁舎跡地 沖縄 宿泊・商業施設の建設が予定されていた旧名護消防庁舎跡地(2021年3月撮影)
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 【名護】名護市が民間企業に売却し、ホテル建設が予定されていた市東江の旧消防庁舎跡地について、同市は21日、違約金4200万円を差し引いた3億7800万円で買い戻した。市の担当者によると、跡地の活用については今後、改めて検討するという。

 市は2019年に、大和ハウス工業沖縄支店とアベストコーポレーションの共同企業体(JV)に4億2千万円で旧消防庁舎跡地を売却した。その後、コロナ禍の影響などで企業側が工事の延長を申し出ていた。市は昨年10月までの図面提出を条件としていたが、企業側が期限までに提出しなかったため買い戻しに至った。

(金城大樹)