【石垣】4年に一度のうるう日の29日、沖縄県石垣市のJAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場で、石垣牛もも肉60キロの丸焼きの販売があった。
語呂合わせで「肉の日」にちなみ、4年ぶりに開催され、市民らが朝から長蛇の列をつくった。周囲には炭火で焼かれた牛肉の香ばしい匂いが漂った。
JA石垣牛元卸業者の八重山パーツミートが主催した。4年に一度の2月の「肉の日」には牛丼など肉料理を安価で販売している。
今年は人気のもも肉を午前9時ごろから焼き始めた。イベント開始の同10時前には多くの市民が今か今かと待ちわびた。
「カラン、カラン」。鐘の合図が鳴って販売が始まると、1パック500円の肉が飛ぶように売れていった。
朝8時50分から待っていたという50代の女性は「4年に一回で楽しみにしていた。孫たちと食べたい。石垣牛は脂身も甘くておいしいから」と食卓に並べるのが持ち通しい様子だった。