部下にパワハラ、自衛官幹部が停職 被害隊員から防衛省の相談電話で発覚 空自那覇基地


部下にパワハラ、自衛官幹部が停職 被害隊員から防衛省の相談電話で発覚 空自那覇基地 航空自衛隊那覇基地(資料写真)
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 航空自衛隊那覇基地は4日、当時所属していた三沢基地(青森県)の部下隊員に威圧的な言動をしたとして、南西航空方面隊の男性幹部自衛官を停職1日の懲戒処分にしたと発表した。同幹部の指導を怠ったとして、北部航空方面隊に所属していた上司の40代男性2等空佐も減給1カ月(30分の1)の処分とした。

 那覇基地によると幹部自衛官は2022年5月から23年4月にかけて、複数の部下隊員に対し、威圧的な言動をし、精神的苦痛を与えた。被害を受けた隊員が防衛省のパワハラホットラインに相談したことで発覚した。

 幹部自衛官は「自分の行為がパワハラにあたるという認識はなかった」と話しているという。那覇基地司令の鈴木繁直空将補は「隊員指導の充実を図り、ハラスメントの絶無に務める」とコメントした。