那覇前議長の汚職事件、きょう初公判 贈賄側の会社役員の被告の認否に注目 那覇地裁 沖縄


那覇前議長の汚職事件、きょう初公判 贈賄側の会社役員の被告の認否に注目 那覇地裁 沖縄 那覇地裁(資料写真)
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 那覇市有地の所有権を巡る贈収賄事件で、前那覇市議会議長の久高友弘被告(75)=収賄罪で起訴=らに現金4500万円を渡したとして、贈賄罪に問われている会社役員の被告(70)=東京都=の初公判が6日、那覇地裁で開かれる。久高被告ら関係者5人が起訴された事件で初の公判となり、会社役員の被告の罪状認否などが注目される。

 起訴状によると、会社役員の被告は2021年2月8日、議長の立場の久高被告により土地の所有権帰属を関係者にとって有利にする取り計らいを受けようと、ほか2人と共謀して久高被告らに現金を供与したとしている。

 那覇地検は23年12月、久高被告ら5人を起訴。うち贈賄罪で在宅起訴されていた不動産コンサルタント元代表の被告(73)は同月に死去したため、地裁による公訴棄却が決定している。