政治に女性の声を届けたいと昨年9月に立ち上がったのが「フェミブリッジ沖縄」だ。呼びかけ人で事務局の高岡直子さん=南風原町、医師=は、男性ばかりの政治「“マッチョ政治”を変えたい」と話す。
全国各地で同時期に街頭活動するフェミブリッジのイベントを「沖縄でもやってみない?」と東京の知人に言われたことがきっかけだった。手探りで昨年9月に那覇市内で実施したところ、新聞などでの呼びかけに約30人が集まった。「ミサイルよりもおむすびを」のプラカードを持ち、一人一人が政治に託したい思いを語った。3回目の街頭活動は10日午後4時から那覇の新都心公園そばで開く。
政治に関心はなかったが、2015年の安保法成立時、デモ参加者を救護する医療班として参加し、多くの人と出会った。根底にあるのは戦争反対。メンバーとポッドキャストも始めた。あらゆる手段で女性の声を政治に届ける。
(知花亜美)