野菜たっぷり体験　沖縄・糸満　親子収穫ツアー楽しむ

　食と農を楽しむことで野菜に親しんでもらう「親子で楽しむ！野菜たっぷり体験ツアー」（主催・琉球新報社、協賛・キユーピー）が9日、糸満市内で開催された。午前と午後の部合わせて43組の小学生と保護者が参加し、ブロッコリーやカリフラワーなど6種類の収穫を楽しんだ。

　講師は農家で野菜ソムリエ上級プロの徳元佳代子さん。「天気に左右されながらも大事に大事に育ててきた。形も大きさも違うが、栄養価やおいしさは変わらない、野菜本来の姿を知って、味わってほしい」と話し、子どもたちに農家の苦労や喜びを伝えた。試食の際は「市販のドレッシングや調味料をうまく使うと、野菜料理のレパートリーが広がる」と紹介し、野菜をおいしく食べるこつを伝授した。

　豊見城市から参加した児童（11）＝ゆたか小5年＝は「畑に入れて楽しかった。ニンジンとキャベツが特においしかった」と話した。母親（51）は「自然と触れ合う体験をしてほしくて参加した。娘が『試食した料理を家でも作って』と言っているので、さっそく実践したい」と話した。