カメラやテレビなどを虚偽発注 自衛官が起訴内容認める 那覇地裁、沖縄


カメラやテレビなどを虚偽発注 自衛官が起訴内容認める 那覇地裁、沖縄 那覇地裁(資料写真)
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 換金目的で自衛隊沖縄地方協力本部(那覇市)による備品発注・購入と偽り、取引先からカメラやテレビなど(販売価格計約480万円)の交付を受けたとして、虚偽有印公文書作成・同行使と詐欺の両罪に問われている糸満市の陸上自衛官(29)=3等陸曹=被告の初公判が6日、那覇地裁(小野裕信裁判長)で開かれた。被告は起訴内容を認め謝罪した。

 また那覇地検は2月20日付で同様の手口でカメラ8台(同約236万円)をだまし取ったとして両罪で追起訴した。地検は3月中に新たに3件の追起訴を予定しているとした。検察側は6日の冒頭陳述で総務課会計班会計係だった被告が被害品をリサイクルショップで換金し、借金や遊興費に充てていたと指摘した。