太平洋戦争末期に約10万人が亡くなったとされる東京大空襲から79年となった10日、犠牲者の遺骨が納められている東京都墨田区の都慰霊堂で法要が営まれた=写真。ロシアによるウクライナ侵攻や、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘が続く中、参列した遺族らは平和への思いを胸に手を合わせた。
小池百合子知事は「戦争の記憶を風化させないよう語り継いでいかなければならない。都民の命や暮らしを守り、安全で持続可能な東京を次世代に引き継ぎ、国際社会にも貢献していく」と追悼の言葉を述べた。秋篠宮ご夫妻も参列し焼香された。
祖父母が犠牲になった墨田区の大日向弘行さん(83)は参列後に報道陣に「何であんな戦争をしたんだろうと思う。ことあるごとに子や孫に戦争の悲惨さや命の大切さを伝えてきたし、今後も続けたい」と話した。
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世界平和願い 犠牲者を追悼 東京大空襲79年
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琉球新報朝刊
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