琉球大学の入試で欠席者に合格通知するミス 別の受験者が座席を間違えて受験、気付かず 沖縄


琉球大学の入試で欠席者に合格通知するミス 別の受験者が座席を間違えて受験、気付かず 沖縄
この記事を書いた人 Avatar photo 小波津 智也

 琉球大は15日、2月25日に実施した一般選抜(前期日程)で、入試の実施ミスがあったと発表した。欠席者を誤って合格扱いにしていた。

 琉大によると、受験生はそれぞれ受験番号と同じ番号が記された座席に座らなければならない。しかし、出席した受験者は別の席に間違えて座ってしまい、試験用紙にも座席番号を記入した。

 試験監督者は受験番号と顔写真は確認したものの、席番号との照合はしておらず、その席に本来座るはずの受験生も欠席したためミスに気づけない状況だった。

 合格発表後の3月11日に欠席者側から合格通知書が届いたとの連絡があったことから事態が発覚。調査したところ、ミスが明らかになった。琉大は対象となる2人について改めて合否判定を行い、2人や関係者に説明し謝罪した。琉大は「多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止に取り組んで参ります」とした。

(小波津智也)