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社会課題取り組み報告 OSP年次フォーラム開始


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社会課題取り組み報告 OSP年次フォーラム開始 「地元NPOと創るバスケW杯のレガシー」をテーマに事例を報告する勝田駿平さん(左)と金城隆一さん=22日、那覇市泉崎の琉球新報ホール
この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬

 持続可能な開発目標(SDGs)を促進する企業・団体のプラットホーム、OKINAWA SDGsプロジェクト(OSP、事務局・琉球新報社、うむさんラボ)の年次フォーラムが22日、琉球新報ホールで始まった。23日まで。「世代や所属を超えて、わくわくする空間で共創の芽を探そう」をテーマに、講演や事例発表などがあり、社会課題の解決に向けた方策を探った。 (4月20日に詳報掲載)

  初日は、NPO法人ミラツクの西村勇哉代表理事や、スポーツ用品メーカーモルテンの勝田駿平氏が講演した。勝田氏は「地元NPOと創るバスケW杯のレガシー」と題した講演で、バスケットボールを通して子どもの体験格差の解消を目指す一般社団法人「Arch to Hoop(アーチトゥフープ)」を設立したことを報告。子どもの居場所を運営する沖縄青少年自立援助センターちゅらゆいとイベントを開催した事例を紹介し「バスケを通して子どもたちの社会的自立にどうつなげていくかを考えていきたい」と語った。

 フォーラム最終日の23日は、「ルワンダと沖縄から世界へ伝えたい平和の思い」と題して、ルワンダ大虐殺の生存者クロード・ムガベ氏による講演や、SDGsに取り組む県内団体の展示などもある。 (慶田城七瀬)