「島が戦場、絶対いや」石垣市で軍拡反対パレード 約130人が参加 うるま市からも 沖縄


「島が戦場、絶対いや」石垣市で軍拡反対パレード 約130人が参加 うるま市からも 沖縄 軍拡反対を訴えパレード(デモ行進)する参加者=23日、石垣市の新栄公園
この記事を書いた人 Avatar photo 照屋 大哲

 軍拡に反対し平和を願う「島々を戦場にさせない!全国とつながろうin石垣島」(同実行委員会主催)の集会とパレード(デモ行進)が23日、石垣市の新栄公園であった。約130人が参加した。「政府に対し、各地の基地拡大強化を中止し、戦争回避の対話と外交」を求める決議を採択した。陸上自衛隊訓練場整備計画で揺れるうるま市からも関係者が参加し、各地で連帯して軍備拡張に反対の声を上げ続けることを確認した。

 決議は先島で進む自衛隊施設の拡大に触れながら、「八重山、宮古、沖縄、九州の島々、全国の基地のある島が戦場になることは絶対に嫌だ」と強調。「戦争はしてはならないとの声を上げ、行動し、今こそ憲法を生かす時だ」とした。

 リレートークでは地元石垣住民のみならず、馬毛島や奄美大島で軍拡反対に取り組む人らのあいさつが代読され、宮古島やうるまで住民運動に取り組む市民がマイクを握った。

 「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」の照屋寛之共同代表は「どんな理由があっても、戦争は許さないという思いを持ち続けよう」と力強く訴えた。

 集会後、参加者は市内をパレードし「子どもたちに平和な島を」などとシュプレヒコールを上げた。24日は石垣駐屯地前でスタンディングを実施する。

 (照屋大哲)