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高校生活に夢膨らませ 離島から沖縄本島へ 群星寮で入寮式


高校生活に夢膨らませ 離島から沖縄本島へ 群星寮で入寮式 高校でやりたいことや趣味などについて話す群星寮の新寮生ら=7日、那覇市東町
この記事を書いた人 Avatar photo 吉田 健一

 離島の中学校を卒業した生徒が本島の高校に進学する際に利用する県立離島児童生徒支援センター「群星寮(むるぶしりょう)」(那覇市東町)の入寮式が7日開かれ、新1年生47人が寮生の仲間として加わった。

 式典では生徒一人一人が皆の前に出て、高校でやりたいことや趣味などを語った。横山さゆり所長は「皆さんが入寮するのを心待ちにしていた。皆さんが充実した高校生活を過ごし、将来の夢に向かってまい進できるよう寮のスタッフ全員でサポートしたい」と語った。

 伊平屋島から入寮した末吉絵菜さん(15)と新垣海心(あこ)さん(15)は「高校生活が楽しみ」と笑顔。末吉さんは英語教員が将来の夢で「高校では英検を頑張る」と語った。新垣さんは助産師が目標だが「まずは友達をいっぱいつくりたい」と笑顔を見せた。

 群星寮の寮生は新1年生含めて合計117人(男子57人、女子60人)。寮生の平日の過ごし方は午前6時に起床し、消灯は午後11時。門限は午後9時となっている。群星寮は高校のない離島出身者の経済的負担軽減を目的に2016年1月に開所した。

(吉田健一)