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南城市長セクハラ疑惑、第三者委の設置求め、市議ら要望書を提出 市長と議長宛て 


南城市長セクハラ疑惑、第三者委の設置求め、市議ら要望書を提出 市長と議長宛て 
この記事を書いた人 Avatar photo 南 彰

 古謝景春南城市長が臨時議会の招集を拒否したことを受け、招集を請求していた野党・中立・無会派の市議8人は11日、市役所内のハラスメントの実態を調べる第三者委員会を早急に設置するよう求める要望書を古謝市長宛てに提出した。

 市議8人は、第三者委の設置を進めるため、地方自治法の規定に基づき臨時議会の招集を求めていた。

 要望書では「公平・公正」を重視し、委員の選任に市が関与せず、県などの外部組織に委ねることも求めた。提出後、仲間光枝市議は「実態解明と解決に向けて、第三者委の設置が最善。スピード感を持ってほしい」と報道陣の取材に語った。

 一方、市議8人はこの日、中村直哉議長にも、市長に代わって臨時議会を招集するよう求める請求書を出した。地方自治法では市長が招集しない場合、請求者の申し出に基づき、議長が申し出の日から10日以内に臨時会を開くことを義務づけている。議会事務局は「(議長が)正式に受け取るかは保留」としている。

 この日は市議会特別委員会も開かれ、特別委が紙で実施する職員アンケートの封入作業を行った。正副委員長が各職場に配布し、26日までに設置された投票箱で回収する。5月1日に特別委を開き、19人の委員で開封する予定だ。

(南彰)