玉城デニー知事は12日、2023年度の県内の犬猫の殺処分数が統計の残る1990年以降で過去最少の167匹となったと発表した。譲渡可能な個体は犬が初めてゼロ、猫は過去最少の1匹だった。
167匹の内訳は猫149匹、犬18匹で、譲渡が困難な病気にかかっていたり、事故で大けがを負ったりした個体などだった。
玉城知事は、動物愛護団体との協力により、新しい飼い主を探す譲渡推進に取り組んでいることが減少の要因とし「動物愛護団体の皆さまの活躍で大きな成果が出たと受け止めている」と感謝の言葉を述べた。
県は22年10月から動物愛護管理センターの譲渡推進棟の供用を開始し、譲渡数の増加に向けた取り組みや、ウェブサイトのリニューアルにより収容動物の情報発信を強化している。
(慶田城七瀬)