小学校教諭の松川博之さん(53)は、5、6年前からカヌーに乗船し抗議活動を行っている。4・14県民大集会で登壇し、「沖縄は豊かな自然と文化があるだけでなく、沖縄戦を経験して戦争の悲惨さを知っている。沖縄を軍事拠点にするのではなく、平和を発信する地にしたい」と力を込めた。
ダイビングが趣味で、大浦湾に潜って写真を撮ることもある。サンゴや魚の写真をSNSに掲載する。「移設に対する賛否の問題ではなく、まずきれいな海を見てほしい。写真が興味を持つきっかけになれば」と話す。
新基地建設を止めるために、自分ができることを考えてほしいという。「抗議は座り込みだけでなく、スタンディングなどさまざまな方法がある。自分の生活でできることをやるのが大事」と語った。
(狩俣悠喜)