母親を包丁で刺す 被告の息子に懲役7年求刑 あす26日判決 那覇地裁 沖縄


母親を包丁で刺す 被告の息子に懲役7年求刑 あす26日判決 那覇地裁 沖縄 那覇地裁(資料)
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 宮古島市の住宅で2023年6月、70代の母親の胸などを包丁で複数回突き刺し、けがを負わせたとして殺人未遂罪に問われた息子で同市の被告(46)の裁判員裁判公判が24日、那覇地裁(佐藤哲郎裁判長)で開かれた。検察側は懲役7年を求刑。弁護側は4年未満が相当とした。結審し、判決は26日。被告は起訴内容を認めている。

 検察側は論告で「身体の枢要部を5回にわたり出刃包丁で刺す極めて危険で、犯行動機が極めて短絡的で粗暴なものである」などと指摘した。

 弁護側は被害者が病気を患った際、被告は食事を用意することもあり、事件は親子げんかの延長線で起きた「突発的な事件」と主張した。被告は「大切な母を傷つけた」と反省の弁を述べた。