那覇爬龍船(はりゅうせん)振興会は27日、5月3~5日に那覇港新港ふ頭で開催される第50回那覇ハーリーを前に、市内にあるハーリーゆかりの拝所を巡礼する「ハーリー御願(うがん)」を実施した。拝所ではハーリーの成功と安全などを祈願した。
御願には振興会の役員や、本バーリーで競い合う泊、久米、那覇のこぎ手ら12人が参加した。安里拝所(オキナワヌ御嶽)を皮切りに崇元寺、泊、前島、西など7カ所の拝所を巡った。最後は那覇市西の三重城から、ハーリーの発祥地とされる漫湖がある豊見城に向かって遙拝(ようはい)し、御願を締めくくった。
同振興会の浦崎唯昭会長は「集まる皆さんの安心安全と、乗船する青年たちが、健康でいられるよう願った。歴史を感じる50回目の大会。緊張するが、すばらしいものにしたい」と語った。
(藤村謙吾)