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二代目☆徳王、25分の激闘制す 全島闘牛前夜祭 読谷・東恩納合同ナイター闘牛大会 沖縄


二代目☆徳王、25分の激闘制す 全島闘牛前夜祭 読谷・東恩納合同ナイター闘牛大会 沖縄 読谷・東恩納合同ナイター闘牛大会のシー1番で、南星戦牛寿(左)の猛攻を掛け止める二代目☆徳王(右)=11日、うるま市石川多目的ドーム
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 読谷・東恩納合同ナイター闘牛大会(読谷・東恩納闘牛組合主催、琉球新報社共催)が11日夜、うるま市石川多目的ドームで行われた。第120回春の全島闘牛大会に向けた前夜祭として行われた同大会は日が沈み涼しい風が吹く中、多くの闘牛ファンや観光客が観戦を楽しんだ。大会は大盛況に終わり、熱気と興奮冷めやらぬまま、12日に控えた全島大会に勢いをつけた。注目の結びの大一番は、二代目☆徳王が25分の激闘を制し連勝を7に伸ばした。

 中量級メインマッチとして行われたシー1番は、開始から南星戦牛寿の猛攻を二代目☆徳王が正面から受け止め、守りを固めた。二代目☆徳王も攻め入ろうと試みるが南星戦牛寿の攻撃力が上回り、一度は腹取りを許す場面もあった。

 しかし、敗走することなく戦線に戻り最大の強みである消耗戦に持ち込んだ。優勢に試合を進めていた南星戦牛寿だったが、二代目☆徳王の粘りに闘志がくじかれ、敗走した。

 シーの7番は、福田塗装興業KINGが川風浪速一撃のトガイー角を駆使した波状攻撃に耐えて勝利し、殊勲賞を獲得した。シーの10番は渡具知銀龍が左右のカケ技で勝連強靭に付け入る隙を与えず連勝を3に伸ばし敢闘賞を獲得した。
 【優勝】二代目☆徳王
 【殊勲賞】福田塗装興業KING
 【敢闘賞】渡具知銀龍
 (平川智之通信員)