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久米島町が調査 PFOS低数値


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 【久米島】久米島町は16日、4月に町役場仲里庁舎敷地内で土壌を採取し実施した、有機フッ素化合物(PFAS)の残留実態調査の結果をホームページで公表した。同敷地内の2地点の結果は、PFOSの値がそれぞれ6・4ナノグラムと、24ナノグラムだった。
 県が行った2023年度の残留実態調査では、3月に結果が発表され、敷地内で92ナノグラムのPFOSが検出されていた。今回の調査は、県の発表を受け、町民や事業者から不安の声が上がっていたため、同敷地内の異なる土壌を採取して実施した。県の調査で高い数値が検出されたことについて、明らかな因果関係などの要因は特定できていない。
 町の担当者は「土壌中のPFOSについて基準値はなく、安全性の評価はできないが、引き続き調査と情報発信で不安解消に努める」と話した。 (藤村謙吾)