県医師会の臨時代議員会が16日、南風原町の県医師会館で開かれ、現副会長で首里城下町クリニック第一院長の田名毅氏(58)が新会長に選ばれた。6月20日に就任する。任期は2年。
田名氏は「高齢化が進み、救急外来は危機的状況で沖縄の医療は転換点にある。開業医、勤務医、若手、ベテランが団結し、県民が安心できる医療をつくりあげる。行政、財界、政治ともスクラムが組めるように調整力を発揮したい」と抱負を述べた。
今回、県医師会で2回目となる会長選挙となり、田名氏と、4期目の現職安里哲好氏(73)が立候補した。投票結果は田名氏44票、安里氏18票だった。
副会長には、H&Bクリニック沖縄の稲田隆司氏と、平安病院の平安明氏が決まった。
(宮沢之祐)