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教員性犯罪公判に動員 横浜教委 一般人傍聴できず


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 横浜地裁で審理された教員による複数の性犯罪事件の公判を巡り、横浜市教育委員会が多数の職員を動員し、一般人が傍聴できない事態が相次いでいたことが21日、共同通信の取材で分かった。市教委は同日午後に記者会見して4事件の公判計11回で動員をかけたと認めた。被害児童・生徒のプライバシーの保護のためだったとしたが村上謙介教職員人事部長は「行き過ぎた行為だった」と謝罪し、今後は実施しないとした。
 市教委は裁判公開の原則をないがしろにしたのではないかとの質問に「法廷の公益性を妨げ、一般傍聴に支障が出たことは申し訳ないが、そこまで考えていなかった」と釈明した。