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本部塩川に県内外40人 埋め立て土砂搬出に抗議


本部塩川に県内外40人 埋め立て土砂搬出に抗議 ダンプカーの前を歩いて新基地建設阻止を訴える市民ら=21日、本部町の本部港塩川地区
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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する市民団体「あつまれ辺野古@関東」(福田唯一代表)は20、21の両日、海上搬送する埋め立て用土砂の搬出地となっている本部港塩川地区(塩川港)で抗議活動を行った。同団体の呼びかけで県内外から市民ら約40人が集まり、新基地建設阻止を訴えた。
 「あつまれ辺野古@関東」は塩川地区や名護市安和の抗議活動を知ってもらおうと、3年ほど前から15日の復帰の日の前後で抗議活動を主催している。初めて沖縄を訪れた浅見流さん(18)=東京都=は「東京で沖縄の基地問題は自分で情報を得ようとしないと入ってこない。(現地を)目で見て活動している人と話すことが大事だ」と訴えた。
 通常は本部町島ぐるみ会議のメンバーら5~6人で抗議をしている。町内で25年間抗議活動を続けている原田みき子さん(74)は「沖縄が孤立していないと実感できた。過酷な闘いがこの先何年続くか分からず、参加はありがたい」とうれしさをにじませた。 (武井悠)