環境省と気象庁は沖縄県の八重山地方を対象とする熱中症警戒アラートを発表した。全国で今年初めて。八重山地方では23日、最高気温が31℃と予測され、湿度も高く蒸し暑さが感じられる気候が予想される。こまめな水分補給をするなど、熱中症への警戒を呼び掛けている。23日の予測として22日に発表した。
熱中症警戒アラートは気温や湿度などを基に暑さ指数(WBGT)を算出し、健康に関わる被害が生ずる恐れがある時に発表される。日常生活の指針では、暑さ指数が28~31で厳重警戒、31以上で危険とされる。
石垣島の観測地で23日午前10時現在、暑さ指数30、南大東島で29・9が記録されている。環境省の予測では、23日午後3時、波照間島の観測地点で暑さ指数が32まで上昇。石垣島でも31を予測するなど周辺環境に配慮し、熱中症の予防措置や対策が必要になる。