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東アジアの基地問題考える 沖縄・韓国合同でシンポ


東アジアの基地問題考える 沖縄・韓国合同でシンポ 東アジア米軍基地問題解決のための沖縄・韓国国際シンポジウムの参加者ら=18日、宜野湾市のぎのわんセミナーハウス
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 「東アジア米軍基地問題解決のための沖縄・韓国国際シンポジウム」(主催・同実行委員会)が18日、宜野湾市のぎのわんセミナーハウスで開催された。朝鮮戦争や沖縄の軍事要塞(ようさい)化などをテーマに米軍基地の課題などについて、法律事務所春の白充(ペクチュン)弁護士や平澤(ピョンテク)平和センターの林允敬(イム・ユンギョン)氏らが講演した。

 基地いらないチーム石垣の上原正光氏は、石垣島での自衛隊配備が拡大している状況などを説明した。

 林允敬氏は韓国内でも米軍施設による環境被害や騒音問題が発生していることを訴えた。

 白充弁護士は、朝鮮戦争には米国も関わっており沖縄の米軍基地も戦争再開時には出撃拠点になると主張し、「このような状況に対し、沖縄はどのような動きをしていけば良いのか引き続き考えていきたい」と述べた。

 同実行委員会は沖縄の米軍基地反対・沖縄韓国民衆連帯と韓国の基地平和ネットワークで構成している。会場には韓国人も多く訪れ、登壇者の講話は同時通訳で共有された。

 (福田修平)