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奄美2島で説明会 スターリンク運用開始


奄美2島で説明会 スターリンク運用開始 スターリンクのアンテナ(資料写真)
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 鹿児島県・奄美群島の請島(瀬戸内町)と与路島(同)で25日、米スペースXの衛星インターネットサービス「スターリンク」を活用し、住民が高速インターネットを利用できるようにする取り組みが始まった。両島では光回線が提供されておらず「ネットの通信速度が遅い」との不満が出ていた。

 取り組みでは、同町関係者が両島の3集落の公民館などにそれぞれスターリンクの関連機器を配備した。住民は今後好きな時に訪れ、ネット接続できる。

 3集落でそれぞれ行われた同日の説明会で瀬戸内町の担当者らは、スターリンクの活用で行政サービスの提供やオンライン診療などが可能になると利便性を強調。鎌田愛人町長は「島の生活の向上や交流人口の増加に期待している」と述べた。

 説明会後、与路島に移住してきたばかりという千葉市出身の藤田麻衣子さん(45)は「多くの人に与路島の魅力を知ってもらいたい。発信の機会が増えたら」と話した。

(共同通信)