豊見城市が共産市議を刑事告訴 領収書偽造と詐欺未遂の疑いで 市議は議員辞職 沖縄


豊見城市が共産市議を刑事告訴 領収書偽造と詐欺未遂の疑いで 市議は議員辞職 沖縄 豊見城市役所
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 豊見城市は28日、市民団体活動の支援事業を巡り、領収書偽造に関わり、不正に補助金を受給しようとした疑いがあるとして、日本共産党の高山美雪市議らを刑事告訴したと明らかにした。

 同日午前、高山市議は豊見城市議会に議員辞職を提出し、同日付で辞職が認められた。

 市によると、2023年度の「市民団体活動支援事業」の事業申請で、高山市議が関わる任意団体が虚偽の領収書を2枚提出していた。高山市議らは食育や農業に関する使用を目的とした水質浄化措置のレンタル代6万6千円と、備品の購入など7万7千円、合計14万3千円分を計上していた。

高山美雪市議

 3月に市担当局が領収書の精査をしていた中で、不備を任意団体に指摘。4月に申請は取り下げられ、市に被害はなかった。高山市議は領収書の偽造を認めている。市は有印私文書偽造と詐欺未遂の疑いで、豊見城署へ5月10日付で告訴状と告発状を提出した。28日時点では受理されていない。

 高山市議は日本共産党豊見城市議団を通じて「私の誤った行為によって、市当局と市民のみなさまに多大なるご迷惑をお掛けしたことを深く反省し、議員の職を辞し、おわび申し上げる」とコメントを出した。

 日本共産党の党市議団長の瀬長宏市議は「議員としてあるまじき行為をした。責任の取り方として辞めるという選択がベストだろうと本人と話し合った」と説明した。

(田中芳)